三成の子孫、杉山家のこと

高岡の森弘前藩歴史館で開催中の企画展『暮らしを彩る武家の道具』見ました

武家の』だから、質実剛健な道具(どんなだ?)かと思ったら意外ときらびやかで雅びな感じでした

鮑の形の菓子鉢とか

龍模様の深鉢も金ピカ

掛け軸は岩木山で、特に綺羅綺羅しくはなかったけど

お姫様のお嫁入り道具の貝桶と

合貝(雅び!)

振り袖も裾の刺繍が豪華で、これ夏の着物なので単衣なんですよ、初めて見ました単衣の振り袖

これは、裾に綿が入ってる所謂お姫様仕様の振袖、でも袖短くない?

お姫様の着物って、赤いイメージでしたけど二枚とも青系で、青がお好きな方だったのかなとか想像しながら見るのも楽しい

十六むさしという、江戸時代のボードゲームだそうです(ググったら遊び方の動画がありました)お姫様のお遊び用かしら、猫とネズミが結構リアル

 

と、企画展部分はこんな感じなんですが、今回、気になったのは常設展示の部分で

常設展示といっても、展示替えされているもの(ややこしいな)の一つがこの具足

大河ドラマで色んな兜が面白くて(黒田長政とか2度見したわ)、最近、具足に興味津々なんです

兜は普通だけど、合い印が三日月なので、弘前藩士のもの、具足櫃付きで状態がよいものだな、と見ていたらキャプションに

弘前藩家老 杉山家当主が着用』

お!杉山家って、あの?石田三成の子孫の?と、一人熱くなってガン見みしてきました(笑)

どうする家康では先日お亡くなりになってしまいましたけど、七様(中村七之助さま)が演じていらしたので、いつになく、三成贔屓というか・・・そもそも、三成の次男の重成が弘前に落ちのびてきて、家老になってたり、妹の辰子は2代藩主の正室(後に側室に降下)で3代藩主の母であったりと、津軽家と大きな関わりのあるお家なので、弘前では三成贔屓は多いかも(定かではないですが)

杉山姓は母方のもので、重成は弘前で『杉山源吾』と名を改めたので、石田家の名前は残っていないみたいですが

よくよく考えたら、弘前藩3代藩主は三成の孫ですよ、勝手にご縁感じてしまいます

話が明後日の方に行ってしまいましたが、歴史に興味ありませんという方も、楽しめる展示かな、と思います(入館料は300円)

高岡の森弘前藩歴史館の秋の企画展は12月17日まで、あまり雪が降らないうちにお出掛けくださいませ

あー、楽しかった