ケンチクを学ぶ旅。

CasaBRUTUS 11月号、嵐の櫻井翔さんの連載のこと

実は、先月号で弘前れんが倉庫美術館を取材されていたのですが、設計を手掛けた田根剛さんと対談のような感じだったので、ここで紹介するのはちょっと違うかな?と思いまして、スルーしていたのです

ですが、今月号は弘前の前川建築ということで、黙っていられず・・・

木村産業研究所と弘前市民会館が紹介されています

実は、前川建築好きなのに、木村産業研究所は行ったことがなくて・・・

建物の見学は申込みが必要なので、一般人が1人で行くにはちょっと勇気が要るというか

今はこぎん研究所として使われているので、そちらの見学に行きたいなとは思ってました

なので、木村産業研究所については何も語ることはできないのですが、一方の市民会館

子供の頃から折に触れ訪れる場所で、市民にとっては一番馴染みのある前川建築かもしれません

市民会館はホール棟と管理棟の2つの棟からなり、間がポーチで繋がれています

大ホールは中学校や高校の文化祭でも使われますし、コンサートや観劇でも何度も訪れていますが、普段は解放されていないので手持ちの写真はありません

対して管理棟は、事務室と貸し館なので大人になってから会議や研修で訪れることの多い場所、入館がフリーなので、私などは弘前公園に行く度にロビーで寛いだりする、大好きな場所です

(管理棟ロビー)

佐野ぬい先生のステンドグラスは、2014年に設置されたものですが、初めからそこにあったかのように馴染んでいると思います

誌上で紹介されていたのは、ホール棟のものですが、これは管理棟の照明です

同じものかと思っていたら、向きが逆のようです

ホール棟、新型コロナウイルスが流行してから、催し物に行くこともなくて、何年も行ってないなぁ・・・

今月号では、弘前市民と前川建築との関係性についても触れられていて、感激しました

弘前には前川建築が8つあります

今年、閉院した市立病院、市役所、斎場と正にゆりかごから墓場まで

前川國男』が誰か知らなくても、何となく馴染みがあり、愛着がある存在

 

ホール棟の階段を『東京文化会館を思い出す』と櫻井さんは仰ってますが・・・

15年くらい前のこと、東京文化会館を訪れた際にロビーを見て(当時は前川建築とは知らなかったのですが)管理棟のロビーを思った私(ちょっとニヤけてます)

(東京文化会館ロビー天井)

 

(管理棟ロビー天井)

同じ建築家の設計だから、似てますよね

私は断然、管理棟の天井が好きですが(笑)

 

建築に興味のない方には、だから何だ?でかもしれませんが、地元愛強めの建築好きには、今月号のCasaBRUTUS、涙ちょちょ切れるくらい嬉しかったです

(写真は過去に私が撮影したものです)